「エイズ患者との接し方について」
J2B007-5 新井裕香子

Japanese | English

1. はじめに

2. エイズを知る
 �病気の機構・症状
 �感染の仕方 �感染経路

*エイズとはどのような病気か
*現在の治療方法は
*患者を取り囲む状況は

3. 医療現場での患者の扱われ方はどうか

4. 我々はどう接するのか
*まず予防方法を知る
 �どうとらえられているか
 �エイズ教育について
 �エイズ対策について
*人々の意識
 �物理的ケア �心理的ケア
 �社会的ケア
*患者をどうサポートするか

5. おわりに

参考
Q. エイズは自分に関係ある病気だと思うか。
 YES   NO   無回答 
 女子   48.5%   49.5%   2.0% 
 男子   53.5%   44.0%   2.8% 
(東京女子大学生及び付合のある男子大学生を対象に、同大学文化祭実行委員会調べ)

*1. はじめに*
 エイズウィルスに感染すれば今のところ治療法はない。そのため、病気を避けようとする過剰な防衛がそのまま病気を持っている本人を避けることにつながり、差別や偏見の対象として患者をみる風潮が日本の社会にはある。
 しかし、社会という我々の共同体にこの病気がある以上、それと共存してゆくのが当然であろう。また、人間とは互いに助け合って自然と対峙している存在であり、支え助け合うということは人間の基本的生き方であり、欲求でもあり、現実の生活を規定している要素でもある。無論HIV感染者も例外ではない。
 エイズは『孤独な病気』といわれる。確実に来る死の恐怖や希望の喪失、怒りや孤独感など、患者は迫り来る様々な感情におそわれながら、人々からの疎外・衰える身体など物理的な問題とも闘わねばならない。そのような人々にできることはないだろうかと思いたった。

*2. エイズを知る*
 我々が得るべき正しいエイズという病気の知識(病気の機構・症状、感染の仕方と経路)やその患者を取り囲む社会について知る。

*3. 医療現場での患者の扱われ方はどうか*
 本来患者を支える大きな役割を担うべき医療現場の状況と患者の扱われ方などを調べる。

*4. 我々はどう接するのか*
 まず予防方法を知る。さらに今まで得てきた知識とあわせて、エイズ自体に対する考えを改める方法やエイズ患者との接し方、すべきサポートの在り方などを考えたい。特にこれから必要であろうエイズ教育や、ある団体に所属している者がエイズに感染した場合の対処方法、患者への物理的・心理的・社会的ケアについて考え、方法を提示したい。


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